《茅葺の山門をくぐると、緑深い境内へ。両側には白い盛り砂の白砂壇 びゃくさだん》
◆石段を登っていくと薄暗い木立の中。
墓地を横に見ながらさらに茅葺きの門の向こうに明るい空間が覗く。
開放した門扉の四周が額縁のようになりまるで切り取って貼り付けたようだ。
吸い込まれるように門をくぐってみると両側に季節の模様を描いた砂盛がある。
よく本やポスターに登場するので現物を見るとなんとなくうれしい。
手水鉢にびっしり着いた苔が印象的で池などはちょっとありがちな前庭の様子。
しかし掃除は行き届いており気持ちがいい。
実は特別拝観の部分に関心があり写真で見る限り茶席や庭園の様子は京都の数寄を感じさせる。
★茅葺き門を入ると左右に砂盛りが有り季節ごとに砂の模様が変わります。
法然上人が六時礼讃をつとめた処で境内に椿が多く古くから椿の名所です。
季節の花を須弥壇廻りに多数床に並べ仏のお勤めをします。
庭は自由に拝観出来ますが本坊内部は春/秋の特別拝観時しか上がれません。
●浄土宗捨世派大本山
※奥は特別公開