《境内は無料/紅葉が楽しめます》
◆普通は庭園の奥に垣根や塀が見えるのだが涅槃の庭は高所にあり東山連峰を借景として解放した枯山水観賞式庭園で明るく閉塞感がない。
本堂の北側地面は陽光を遮られるため苔や落ち葉の絨毯を長く楽しめる。
本堂内部の円柱は金箔張り。
前には大きな沙羅の木がある六月半ばあたりに行くと花が咲いている筈。
九月半ば過ぎには山門近くにムクゲも咲く。
桜・紅葉共に美しいと思われ朱色の山門を入ると路が三本に分かれており一番右の路に楓が多い。
四季の間から見える露地は小さいがよくできている。
全ての生き物に手をさしのべているといわれる涅槃図は見られなかったが写真では単に手をはずしているのを後からありがたい理由を付けたようにも思える。
★正式な寺名は真正極楽寺、紅葉と桜の名所でシーズンには大勢の人で賑わいますがオフは地元の方がのんびりと散歩に訪れるだけの庶民的な寺です。
開祖は戒算上人が永観2年(984)に開山しました。
法華経巻物(国宝)など寺宝を多く所蔵。
紅葉のピーク時も素敵ですが12月になると散り紅葉が絨毯のように広がり格別の京都最後の紅葉が楽しめます。
●鈴音山/天台宗山門派