《嵯峨御所・御所から移築の建物》
◆敷地は広大で寺格も高い。
アプローチは整然としていてなるほど大本山を思わせる。
門を入るとまず枝が地を這い波濤のように押し寄せる見事な松の木に圧倒される。
拝観料を支払い中に入るとなるほど寝殿造りの様式左近の桜ではなく梅がある。
門跡の雰囲気はあるがこれといってインパクトのない堂宇伽藍を回廊づたいに鑑賞。
確かに大沢ノ池は大きく観月などには向くだろうがそれ以外は風流、遊び心を感じなかった。
寺域、庭園の整備も少々雑である。
南北朝時代(鎌倉〜室町)においてはというヘビーな場所なので一度は拝観。
生け花の発祥地といわれ生け花嵯峨御流の総司所。
★嵯峨天皇の離宮を寺とした後、鎌倉時代には亀山天皇や後宇多天皇がここで院政を行い嵯峨御所と呼ばれた。
南北朝時代の大覚寺統/南朝として知られる格式高い門跡寺院。
隣接する大沢池は平安貴族の舟遊び、月見の場所として有名。
●嵯山/真言宗大覚寺派本山