《10円硬貨の鳳凰堂が有名、入場別料金》
◆なんといっても鳳凰堂。
浅い流れ勾配と中央の屋根の切り上げが平城京の様式を引きずっていてにんまり。
住宅建築とでありながら両翼楼は人が入ることを想定しておらず単なる装飾でこれほどの造りとは驚愕。鳳凰堂の後ろの垣根から阿字池を覗くと水が湧いているのか循環しているのかぼこぼこと泡が立っている。
鳳翔館に安置してある猛禽系のくちばしをもつ鳳凰や雲中供養菩薩群は何とも楽しそうでうららかな顔。
天才仏師定朝唯一の遺作国宝本尊阿弥陀如来像は下から見上げると自分好みの顔立ち。
時代もあり国宝も多く何よりの理想郷、西方浄土を再現した自由な造形は後世仏教寺院には見られない優雅なもの。
鬼瓦などの屋根の役物や尾垂木の小口の透かし彫り金物など創建当時にしかない珍しい物が多いのでよく観察した方がいい。
藤棚もすごい。
★平安時代/藤原道長の別荘でその子頼道が寺として平等院と名付ける。
定朝作/阿弥陀如来像、梵鐘、鳳凰堂(1053)など国宝を多く所蔵する。
鳳凰堂は10円硬貨のデザインで知られています。
藤の名所で5月1日頃は大勢の人で賑わいます。
浄土式庭園。
●朝日山/単立
※世界文化遺産